与那国島の名産グルメはどんなもの?
旅行の楽しみといえば、その地で食べられる名産グルメではないでしょうか?
与那国島にも名産品と呼ばれる食べ物が豊富にあり、島内の飲食店の名物になっているものもあります。
与那国島の豊かな自然が育んだ食べ物の数々は、まさに与那国島でしか食べられないグルメといえるでしょう。
観光で訪れる際は飲食店を調べる前に名産品を知っておくと、お店選びの参考になるでしょう。
そこで今回は与那国島ならではの名産グルメをご紹介いたしますので、与那国島に訪れる予定がある方は、ぜひ参考にしてください!
与那国島名産のカジキ
与那国島で特に有名な名産品はカジキです。年間で約1,000本のカジキが水揚げされており、カジキの漁獲高は日本一ともいわれています。そのため、与那国島の人々にとってカジキはとても身近な魚なのです。
刺身やチャンプルー、からあげなど、多種多様な食べ方で食べることができ、与那国島内の食事処では定番メニューにもなっています。また、カジキのジャーキーや干物、オリーブオイル漬けなど、お土産としても人気がある魚です。
与那国島といえばカジキといえるほど、代表的な名産品です。空港売店でも売っていることがあるので購入して帰るのもおすすめです。
与那国島名産の魚たち
与那国島で獲れるのは、カジキだけではありません。イラブチャー、カンパチ、コウイカなども与那国島の代表的な海産物です。イラブチャーは沖縄でのブダイ類の総称のことです。
ナンヨウブダイやイロブダイなど、青い色味のブダイは総じてイラブチャーと呼ばれます。イラブチャーは鮮やかな青色が特徴で、一見「毒があるのでは?」と思ってしまうほどです。
しかし、バターで香ばしく焼いたバター焼きや唐揚げなど、さまざまな調理法で楽しまれています。このように、与那国島では見てるだけでも楽しめる多種多様な魚が食べられています。島内の食事処でも提供されているため、魚好きの方は大満足な食事ができるでしょう。
与那国名産の長命草
長命草は与那国島に自生するセリ科の植物です。ビタミンAやビタミンB2、ポリフェノールなどの豊富な栄養が含まれており、民間療法にも用いられることがあります。栄養価の高さは資生堂の製品にも使われるほどで、健康志向の方にも親しまれている存在です。
与那国島の飲食店では、そんな長命草を使った料理が提供されています。長命草そばや長命チャンプルーなど、多種多様な調理法で提供されているため、ぜひ一度味わってみてください!
与那国空港付近で食事ができるお店
与那国空港付近は与那国島の玄関口であり、最初に足を踏み入れる場所です。空港内には全3種のお土産物店があり、与那国島の名産品・工芸品を購入することができます。
与那国織を使った小物など、与那国島らしいお土産を購入できるため、観光スポットの一つとして活用するのもおすすめです。ここからは、与那国空港付近でおすすめの飲食店をご紹介いたしますので、ぜひ旅行前にチェックしてみてください。
Cafe&Barむんぶてらす
Cafe&Bar むんぶてらすは、与那国空港から徒歩1分の立地にあるカフェ&バーです。メニューは豊富であり、モーニングメニューではポーク玉子おにぎりセットが提供されています。また、ランチタイムには沖縄県民のソウルフードである、タコライスBOXやロコモコBOXも用意されています。
まさに南国らしいメニューの数々を楽しめるお店といえるでしょう。
事前予約が必要ですが、ディナータイムには沖縄県産あぐー豚のしゃぶしゃぶやBBQが提供されているのも魅力的です。
天気が良ければ、星空を眺めながら食事をすることもできるなど、与那国島ならではの贅沢なひとときを過ごせるでしょう。18時以降のディナー利用時に事前連絡で利用できるため、宿泊施設から移動手段に困っている場合に便利に活用できます。
与那国祖納集落食事ができるお店
与那国島の祖納集落は、与那国島の集落の中で最大のエリアです。商店や飲食店の数も与那国島の中で最も多いといわれており、ランチでもディナーでも利用することが多いエリアといえます。
ここからは、与那国島の祖納集落でおすすめの食事処をご紹介いたします。
手づくりパン&カフェ パネス
手づくりパン&カフェ パネスは、与那国島で唯一存在するパン屋さんです。営業時間は10時半から18時までですが、パンの購入は8時半から可能であるため、テイクアウトして宿や島内のどこかで食べるのもおすすめです。販売しているパンの中では5色のメロンパンが代表的で、紅いもや長命草といった沖縄ならではの食材を活かしています。
与那国馬の形をしたよなぐに馬の食パンも、フレーバーの種類の多さやかわいらしさで人気を集めている一品です。そして、黒糖や長命草を活かしたオリジナルのラスクもあるため、おやつの購入にもおすすめです。
また、カフェメニューの提供は17時までで、そばやランチプレートといったメニューも注文できます。数量限定でなくなり次第終了なので、気になる方は早めに訪問することをおすすめします。
てんだ花
てんだ花は、与那国そばが売りのカフェです。与那国そばは沖縄そばと比べると太麺なことが特徴的で、あっさりとしたスープとの組み合わせが夢中になるおいしさと評価されています。
また、与那国そばだけでなくタコライスや日替わり定食など、豊富なランチメニューが提供されているのも魅力的です。営業時間は11時から15時までであり、ランチ営業のお店の中では比較的長めです。そのため、観光でお昼ご飯をとるのが遅くなったときでも利用できるお店といえます。
また、カフェメニューは手作りケーキやバタフライピーティーなど、個性豊かなラインナップが用意されています。手作りケーキは種類も豊富であるため、複数のケーキを食べ比べるのも楽しいのではないでしょうか。
橙cafe+ yonaguni
橙cafe+ yonaguniは、与那国島の中では珍しいエスニックな雰囲気のカフェです。民家をリフォームして運営されており、カウンター席やテーブル席などの席が用意されています。
ソファがあるテーブル席もあり、ゆったりとした時間を過ごしたい方にとって最適の空間です。ランチには日替わりメニューが提供されており、キーマカレーや煮干しラーメンなどさまざまなメニューがあります。
ドリンクメニューも豊富で、長命草のハーブティーやマンゴーソーダなど、与那国島らしいドリンクを楽しめます。
ただし、営業時間がアバウトに設定されており、売り切れ次第終了となっているため、少し注意が必要です。営業日に関しても度々変更になるため、事前に公式SNSアカウントなどでチェックしておくと安心でしょう。
もし、橙cafe+ yonaguniに必ず訪れたい場合は、事前の確認や早めの利用を心がけてみてください。
スブランジャヤ
スブランジャヤは、与那国島の食材を使った東南アジア料理を提供するアジア食堂です。マレーシアやタイといった東南アジアに滞在歴のある店主が運営しています。
ガパオライスやマレーシア風エビチリ、ナシゴレンなど多種多様なメニューが楽しめるため、エスニック料理が好きという方に特におすすめです。地元食材を活用したメニューが日々開発されており、与那国島らしさを感じるのにも適したお店です。
ここでは、マレーシアやタイの地ビール、紅茶といったドリンクメニューも幅広く提供されています。店内はアジアの雰囲気が感じられるインテリアで、席もテーブル席や小上がりの席があるため、ゆっくりとくつろげるでしょう。
国境
国境(ハテ)は、与那国空港から車で約10分の場所にあるお店です。駐車場も完備されているため、レンタカーで訪れる方も安心です。
昼は11時半から13時半まで営業しており、ランチ利用にも使えます。また、夜は18時半から23時まで営業しており、遅い時間まで食事とお酒を楽しむことができます。そして、観光客だけでなく地元の島民も多く訪れるため、予約が必須です。基本的に予約がないと入れないお店と思ったほうがいいでしょう。
また、店内には座敷席やテーブル席が用意されており、グループでの利用にも適しています。刺身の盛り合わせや山菜のチャンプルーなど、沖縄らしい豊富なメニューが提供されており、特にオーナー特製のカジキの唐揚げが人気です。魚とは思えないジューシーな食感が特徴で、一度は味わう価値がある一品といえるでしょう。
どぅぐいわり
どぅぐいわりは、与那国空港から車で約6分の場所に位置している居酒屋です。店内は木のぬくもりが感じられるインテリアで統一され、照明が少し落とされているため、柔らかな雰囲気の中でリラックスできます。店名の「どぅぐいわり」は「ゆっくり休んで」という意味で、その名の通り、くつろげる空間が提供されています。
どぅぐいわりには与那国島の食材を活かした創作料理が豊富に揃っており、カジキやカツオの料理、島豆腐など、島らしい味を楽しむことができます。特にカジキ料理は人気があり、ぜひ味わってほしいメニューの一つです。
営業時間は18時から24時までで、夜遅くまでゆっくりと飲むことができます。座席はカウンター席、テーブル席、座敷席が用意されており、一人旅でもグループ旅行でも気軽に利用できることが魅力的です。少人数から大人数まで対応できるので、さまざまなシチュエーションで利用しやすいお店といえるでしょう。
女酋長
女酋長は、与那国空港から車で約6分の場所にある居酒屋です。16世紀に与那国島に平和をもたらした伝説の人物である、「サンアイ・イソバ」に由来する店名で、与那国島らしさを感じられる雰囲気が魅力的です。地元の人々で賑わうこの居酒屋は、アットホームな雰囲気が特徴で、観光客も地元の人と触れ合うことができます。
営業時間は18時から23時までとなっており、夜遅くまで営業しているため、ディナーや飲み会など、さまざまな状況で活用できます。メニューには居酒屋の定番料理だけでなく、チャンプルー料理やゴーヤーの天ぷらなど沖縄らしいグルメが豊富に揃っています。
これらの料理は新鮮な地元の食材を使っており、与那国島の味を楽しめるものばかりです。さらに、お酒のラインナップも充実しており、沖縄の伝統的なお酒である泡盛やどなんなどを味わうことができます。女酋長は地元のグルメとお酒を楽しみたい方におすすめの居酒屋です。
どぅーらい
どぅーらいは、与那国空港から車でわずか7分の場所にある飲食店です。店名は与那国方言で「集まる」を意味しており、店内はその名の通り地元の人々や観光客が集うアットホームな雰囲気を感じられます。
営業時間は18時から24時までと長く、遅い時間まで楽しめるのが魅力です。メニューには長命草のソーメンチャンプルーやグルクン唐揚げなどがあり、与那国島らしさを感じられるものばかりです。
お酒はシークワーサーサワーや泡盛などがあるため、沖縄に来たことを実感できます。そして、店内には複数の掘りごたつ席が設けられているので、長時間いる場合も快適に過ごせます。
焼肉コモ
焼肉コモは焼肉を楽しめる老舗居酒屋で、与那国島では珍しい存在です。与那国島は名産品の関係上、どうしても魚中心の飲食店が多いため、お肉を食べたくなった時に最適のお店といえるでしょう。
席数はテーブルが3卓のみのこぢんまりとしたお店で、アットホームな雰囲気が魅力です。状況によっては気さくな女将さんと交流もできるため、地元民の話を聞いてみたい方にもおすすめです。
カルビ・牛もも・塩タンなど、さまざまな部位を存分に味わうことができます。また、焼肉以外のメニューも充実しているのも魅力です。ナムルやクッパなど、一品料理も楽しめるため、焼肉好きな方も満足できること間違いありません!
与那国久部良集落の食事ができるお店
久部良集落は与那国島の西側に位置しており、漁師の方々が多く暮らしているエリアです。ダイビングなどのマリンアクティビティを楽しめることに加えて、与那国島で獲れる新鮮な魚介類を使った料理を楽しめるお店が豊富にあります。
ここからは、与那国の久部良集落でおすすめの食事処をご紹介いたしますので、ぜひ旅行計画を立てる際の参考にしてください。
海響
海響(いすん)は、与那国空港から車で約10分の距離にある飲食店です。駐車場はありませんが、久部良集会所前に駐車することができるため、車での訪問も問題ありません。
海響の魅力は、島で採れる新鮮な魚介類を活かしたさまざまな料理です。お店から徒歩3分の場所にある久部良漁港で捕れたばかりの魚介類を楽しむことができます。食べられるメニューにはカジキのトロにあたる部位「ハラゴ」のお刺身や、ヘチマのみそ炒めなどがあります。
本州の居酒屋ではなかなか味わえない、与那国島のグルメを堪能できるでしょう。そして、席はカウンター席とテーブル席の2種類があり、全体で28席あります。テーブル席が多く用意されているため、グループでの利用もおすすめです。
こちらも要予約です。
まるてぃ
まるてぃは、与那国空港から車で約10分の場所にある飲食店です。また、久部良港からは徒歩3分で利用できます。そのため、久部良集落での観光が終わってからの訪問でも利用しやすいでしょう。
営業時間は18時から23時までで、家族連れやグループでの利用に適したテーブル席12席と小上がり座敷席が10席用意されています。まるてぃの魅力は、沖縄料理や新鮮な魚料理が楽しめることです。
あざみ麺をはじめとした、多種多様な沖縄ならではのメニューが豊富に取り揃えられています。そのため、ご当地グルメを楽しみたい方に最適です。
また、まるてぃは民宿てぃだんと同じ建物内で営業しており、宿泊客にも人気があります。ただし、予約が必須な点に注意してください。
サザンコール
サザンコールは与那国空港から車で約10分の距離に位置しているお店です。駐車場も完備されているため、レンタカーでの訪問する場合も安心できます。グループで利用の予定がある場合は、事前に予約をしておくと安心です。
夜は18時から23時まで営業しており、ゆっくりと飲みたい方にもぴったりの居酒屋です。このお店の特徴としては、与那国の食材を活かした洋風創作料理を楽しめることが挙げられます。
例えば、カジキのバター焼きやミミガーなどの料理を味わうことができるのです。もちろん、沖縄料理も提供しており、沖縄ならではの味と洋食の両方を楽しむことができる珍しいお店です。
肉人
肉人(にくんちゅ)は久部良港フェリー乗り場から徒歩約5分の場所に位置している、与那国島の数少ない焼肉店です。ここでは、岩手県産の高品質ないわて牛を使った焼肉を楽しむことができます。
さまざまな部位をお酒とともに味わえるため、肉好きの方にはたまらないお店です。また、店内は広々としており、6人掛けのテーブル席がいくつか設置されています。グループでの訪問にもぴったりで、友人や家族連れでの食事にもおすすめです。
営業時間は18時から23時までで、長時間の滞在にも向いているため、ゆっくり食事を楽しむのにも適しています。また、特筆すべきは肉人の冷麺です。適度なコシのある麺と辛さ控えめのスープ、パイナップルが組み合わさった一品は飲みのシメに最適と評判です。
焼肉と一緒に味わうことで、満足感が倍増すること間違いありません。
海人食堂
海人食堂(うみんちゅ)は、与那国島の新鮮な食材を使った料理を楽しめる食堂です。与那国空港から車で約15分の場所にあり、駐車場も完備しているため、レンタカーでの訪問にも便利です。お昼は11時半から13時までの営業で、ランチ利用にも使えます。
また、夜は17時から22時まで営業しており、比較的早い時間から夕食を楽しめるのも特徴です。店内には広めのテーブル席が用意されており、グループでの利用にも最適です。ただし、予約が必須となっているため、訪問予定のある方は前日19時までに連絡することをおすすめします。
メニューには新鮮な魚を使ったお刺身や天ぷらが揃っており、特にとれたての魚をすり身にして揚げた自家製つきあげは人気の一品です。オリジナルの料理を楽しみたい方も満足できる内容となっているので、ぜひチェックしてみてください。
与那国比川集落の食事ができるお店
比川集落は与那国島の南東部に位置しており、静かで落ちついた雰囲気が魅力のエリアです。美しいビーチや自然豊かな風景を楽しむことができ、自然の中でのんびりと過ごしたい方におすすめのスポットです。
ここからは、与那国島の比川集落でおすすめの食事処をご紹介します。
さとや
さとやは観光客にも地元民にも愛される食事処です。さとやの主なメニューは八重山の伝統料理である八重山そばで、てびちそばや車海老そばが人気メニューとなっています。
さとやの八重山そばは、特製のだしと手打ち麺が特徴的です。また、車海老そばに使用される車海老は、近くで養殖されている地元産です。
新鮮な車海老のぷりぷりとした食感を楽しめることに加えて、ダシからも海老の旨味が感じられるため、魚介類好きにはたまりません。営業時間は11時から15時までとなっているため、ランチタイムに訪れるのがおすすめです。
地元の方々からも人気が高く、与那国島ならではの味覚を堪能する際にぴったりの場所です。比川集落の落ちついた環境でリラックスしながら食事を楽しめるため、まったりしたい方はぜひ訪れてみてください。
まとめ
与那国島のグルメスポットを紹介してきました。
ここに書いている情報でも、人材不足や天気などの理由で臨時休業などもしますので最新の営業情報などはお電話にてご確認ください。
また、夜のお店は遅くても前日までに予約した方が良いです。当日だとご飯難民になってしまう可能性もありますのでお気をつけください。
空港前のむんぶてらすでは事前予約をインターネットからでも受け付けておりますのでご確認ください。
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